すべてを間違う国

どうしても納得できないことがある。皆さん、どうですか?

9:11は、アメリカがテロリズムによる、初めての本土攻撃を経験した、いわば処女受動戦時経験だ。
犠牲者には日本人も多い。はっきり言えば、戦争を讃美する人が多かったわけでもなく、貿易センタービルの中は、完全に民間人だった。
それは分かっている。知っている。
けれど、グラウンドゼロってなんやねん。
爆心地のことですよ。
あのね、なんで貿易センタービルのテロリストによる航空機テロと、アメリカ自身のアメリカの判断による、核爆弾の使用とを一緒にするのだ?
私は許せない。こういったアメリカ人の舐め腐った発想が。

原子力爆弾を実際に戦争目的で使用した国は、世界で優位つアメリカ合衆国だけである。
それも2回やりやがった。
2ヶ所だ。
一回やってみて、めちゃくちゃひどい爆弾だと分かっても、もう一回やったんだよ。長崎に。
アメリカという国はそういう国だ。
イラクでやったことも、アフガンでやったことも、もっと言えば、ベトナム戦争だってそう。
アメリカという国は自国を正義と誤り、他国を戦火に追い込み、民間人を虐殺し、核爆弾で大虐殺したことをオフィシャルで反省せず、今でも影でリビアを政治崩壊させ、石油を利権確保し、すべて、すべて、自国の国益と、時の政府要人の利権のためだけに虐殺の歴史を、今でも積み重ねている国だ。

私は少ないが、アメリカ人の友人がいる。友人のアメリカ人は、実は私の意見を理解し、賛成の立場をとっている人が多い。
面白いのは、少しアメリカに住んでいたり、アメリカに留学していた経験のあるいわばアメリカかぶれの人が、やけにアメリカ擁護することだ。
おもしろい日本人の習慣だと思う。

世界貿易センタービル跡地は、決して「グランド・ゼロ」なんかではない。グランド・ゼロは、広島と長崎のことを指す。
アメリカが、アメリカ自身が呼んだ呼び名だ。原子力爆弾で、広島と長崎で、民間人を60万人虐殺した、その場所をグランド・ゼロと、アメリカ自身が呼んだのだ。

アメリカは、自国の悲劇を、地球創世記以来の最大の罪である、核爆弾投下になぞらえ、誤魔化そうとしている。

世界貿易センタービルでは、多くの日本人や世界中の民間人が犠牲になった。
しかしそれは戦争状態で、どこかの国が冷徹に、核爆弾を落としてやれ!と言って、60万人もの民間人を大虐殺する目的であったわけではない。
核ではないのだ。
だから、グランド・ゼロではない。

いわば、自国の石油に関する国益政策と、時の大統領周辺の損得勘定の軋轢被害なのだ。

アメリカ軍は、アラブの世界に、土足で入り込み、多くの女や子供を虐殺し尽くした。
妻や子供を虐殺されたアラブの男たちは、テロと言われようが、なんと言われようが、全てを失い、自身の命をテロ行為に賭して、少しでもアメリカにその報いを!!という思いで、テロ自殺行為を行う。
アメリカのおかげで、恨みが恨みを呼び、世界中の男たちがテロリストになる。

アメリカ人とアメリカ政府よ、君たちは大きな間違いを、常に、常におこし続けている。
戦争。経済。金融。
全てにおいて、アメリカの正しかったことは一度もない。

もがく日本

佐賀県玄海原発2、3号機の再稼働をめぐって、佐賀県庁に侵入し抗議活動した俳優の山本太郎さんが、建造物侵入や威力業務妨害という名目でなどの疑いで、京都市行政書士の男性(27)が告発した。この男性だれ?(爆)
佐賀地検が受理したのだが、様々なネットニュースでは、yahooをはじめ、山本太郎さんを、「山本」とか、「山本太郎」と、呼び捨てで書いている。これにも笑ってしまう。

告発者は京都の行政書士か。アホだな。しかも27歳の青二才だ。

世界は日本だけでなく、告発者が基本的に「正」とされ、告発された側が、基本的に「被告」という扱いになる。
しかし、告発するほど暇な奴・・・・という例だってあるんだぜ?

山本さんは「人の命を犠牲にする電力なら使いたくない」と原子力発電所の再稼働への抗議活動を行って、佐賀県庁内に入った。知事に面会し、考えを改めて欲しいと訴える為だ。
しかし、古川康知事は部屋に閉じこもり、面会どころか、入口にバリケードを張り、県庁内に入れることすら拒んだ。

建造物侵入って・・・。笑える。これも告発側の青二行政書士
世間知らずの苦労知らずの27歳。

そもそも知事の職は公職。市民の要望や発言には耳を傾け、話をし、理解を得る必要もあるだろうに。
部屋に閉じこもり、自身に反対する者とは話もしない。
県庁は知事の為の建物ではないのに、県庁内に入れさせることもしない。
バリケードを越えて入ってきた事を建造物侵入と言っている、この「京都」に住む青二才の行政書士は、ピントがずれ過ぎている。そもそもバリケードを張るのが悪いのだ。そんなことしたら、みんな興奮してしまう。たぶん炊きつけるためにやったのだろう。
それで、抗議運動を悪役にするのが役所や役人の狙いだ。そもそも電力会社がバックについているから、マスコミも原発を養護する。
結局山本さんらは、知事に会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去っているのだ。話を一切聞かなかった知事は、その職務に対する責任はどう取るつもりなのだろうか。

ただ、市民団体って、いい団体ばかりじゃない。
市民団体の顔を被った反社会的な団体もあるし、もういう人が紛れ込んでいる場合もある。

しかし一方で、そういう団体や反対運動などを、本来の社会正義の信念に基づいて、必死に活動してきた人たちのおかげで、私たち国民が悪の官僚による悪政や、時には製薬会社と官僚との天下り構図保護の為に、多くの薬害患者が生まれるのを、最小限に食い止めた実績もある。ただ、それ以前の被害者が多すぎたが・・・。

この国を形成している主軸は、実はとても深刻な状態にある。今までなんども書いてきたが、日本国民の強欲精神は、深刻な精神の弱体化を生んでいる。つまり、金が全てになってしまっているのだ。お金が正しいと、金銭の基準が全てをコントロールしてきてしまったのだ。

様々な場所で、この国の根本的な問題に食い込むべきか否か、もがいている。
山本さんもその一人だろう。
小さい一人だが、私もその一人だ。
そして私は、そんな仲間を増やしている。
小さな世界だが、そう務めている。そうやって一人でも多くの仲間に、人の生きる道を唱えたい。