もがく日本

佐賀県玄海原発2、3号機の再稼働をめぐって、佐賀県庁に侵入し抗議活動した俳優の山本太郎さんが、建造物侵入や威力業務妨害という名目でなどの疑いで、京都市行政書士の男性(27)が告発した。この男性だれ?(爆)
佐賀地検が受理したのだが、様々なネットニュースでは、yahooをはじめ、山本太郎さんを、「山本」とか、「山本太郎」と、呼び捨てで書いている。これにも笑ってしまう。

告発者は京都の行政書士か。アホだな。しかも27歳の青二才だ。

世界は日本だけでなく、告発者が基本的に「正」とされ、告発された側が、基本的に「被告」という扱いになる。
しかし、告発するほど暇な奴・・・・という例だってあるんだぜ?

山本さんは「人の命を犠牲にする電力なら使いたくない」と原子力発電所の再稼働への抗議活動を行って、佐賀県庁内に入った。知事に面会し、考えを改めて欲しいと訴える為だ。
しかし、古川康知事は部屋に閉じこもり、面会どころか、入口にバリケードを張り、県庁内に入れることすら拒んだ。

建造物侵入って・・・。笑える。これも告発側の青二行政書士
世間知らずの苦労知らずの27歳。

そもそも知事の職は公職。市民の要望や発言には耳を傾け、話をし、理解を得る必要もあるだろうに。
部屋に閉じこもり、自身に反対する者とは話もしない。
県庁は知事の為の建物ではないのに、県庁内に入れさせることもしない。
バリケードを越えて入ってきた事を建造物侵入と言っている、この「京都」に住む青二才の行政書士は、ピントがずれ過ぎている。そもそもバリケードを張るのが悪いのだ。そんなことしたら、みんな興奮してしまう。たぶん炊きつけるためにやったのだろう。
それで、抗議運動を悪役にするのが役所や役人の狙いだ。そもそも電力会社がバックについているから、マスコミも原発を養護する。
結局山本さんらは、知事に会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去っているのだ。話を一切聞かなかった知事は、その職務に対する責任はどう取るつもりなのだろうか。

ただ、市民団体って、いい団体ばかりじゃない。
市民団体の顔を被った反社会的な団体もあるし、もういう人が紛れ込んでいる場合もある。

しかし一方で、そういう団体や反対運動などを、本来の社会正義の信念に基づいて、必死に活動してきた人たちのおかげで、私たち国民が悪の官僚による悪政や、時には製薬会社と官僚との天下り構図保護の為に、多くの薬害患者が生まれるのを、最小限に食い止めた実績もある。ただ、それ以前の被害者が多すぎたが・・・。

この国を形成している主軸は、実はとても深刻な状態にある。今までなんども書いてきたが、日本国民の強欲精神は、深刻な精神の弱体化を生んでいる。つまり、金が全てになってしまっているのだ。お金が正しいと、金銭の基準が全てをコントロールしてきてしまったのだ。

様々な場所で、この国の根本的な問題に食い込むべきか否か、もがいている。
山本さんもその一人だろう。
小さい一人だが、私もその一人だ。
そして私は、そんな仲間を増やしている。
小さな世界だが、そう務めている。そうやって一人でも多くの仲間に、人の生きる道を唱えたい。