let it be
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom,
"Let it be."
【Let it be】の歌い出しの歌詞。
私が悩んでいた時、聖母マリア様が現れて、賢い言葉を言った。
【そのままにしておきなさい】
悩み事が重なっているというわけじゃないけれど、このところ、怒涛のように色んな強烈な出来事が重なった。
良い事も。
悪い事も。
良い事は1年ぶりに昔の競泳選手仲間に会うことが出来、時間も足りないほどに語り合い、互いを励ましあい、それぞれを認め合い、懐かしんだ時間だった。
青春の多感な時間に、様々な誘惑を断ち切って、水泳という当時はマイナーなスポーツに没頭し、毎日プールと家と学校の激しい往復の繰り返しをして、青春の何かを失う代わりに栄光を追いかけ続けたあの日々を、集まった30年前の日本チャンピオン達はどのように総括しているのか、そんなことを期待して、そしてどこかで共有したくて・・・・・。
そんな気持ちをみんなが持っていた気がする。
そして信じられないくらいに、みんなが美しく大きな人になっている。
企業で言えばきっとそれぞれがみんな活躍し、周りからの尊敬を集める人間像を醸し出している。
追いかけていた物が栄光であれなんであれ、
見えないゴールと見えすぎるゴールを、
長い時間をかけて追いかけた若者達の、
大人になった姿は、
とても美しかった。
自分の子供が水泳を始めて、全国大会に出場する事自体が、どれだけ大変で難しい事か、今になってわかった。
この日に集まった過去のスイマーは、全国大会への出場ではなく、全国大会で優勝し、世界へはばたいた選手たちばかり。
自分達がどんな世界にいたのか、どんなつながりを持っていたのか、30年経過して初めて、確認できたような気がする。
みなさまありがとう。僕も呼んでくれて・・・・・。
私の現役時代を称して、【住吉君はカリスマだった】だなんてお世辞を言ってくいれた綺麗でかわいらしい先輩スイマーも方もいた。
うれしいけど私はそんな大した選手ではない。
今の水泳界を見れば、当時の私がどれだけのぼせ上がっていたかがわかるというもの・・・・・。
恥ずかしい。
でもみんなに会えたおかげで、沢山話が出来たおかげで、また一歩、過去の総括が出来た気がする。
もう30年前のことだもん。いい思い出にしようよって。
その夜、布団に入り、米川先生を思い出していた。
昔の私のままだったら、今回のような集まりには出向かなかったと思う。
ボブや大地さん、田中監督、近藤さん、そして新宮さん、よしえさん、こーぞうさん、小山さん、えいじさん、柳生さん・・・・。もっともっといるけれど。
もっと会いたい人も居るけれど。
懐かしい人たちに優しく受け入れて頂いたおかげで、また一歩進んだ私がいる。
ありがとうございます。みなさま。
悪いことのほうは、これから全部良いことに変えよう。
将来振り返ったときに、そんな悪い事も懐かしく思い、あんなこともあったと笑えるような良い思い出に。