やさぐれ日

日本という国はベクトルが間違えている。

選挙投票率の高い高齢者には社会保障という名を借りて、子育て世代の高額な税金が投入されている。

介護に関する料金は9割を国が負担し、どんなに貯蓄がある高齢者であっても、その貯蓄には手をつけず、税金をフルに使って介護サービスを受ける。

毎日癖のように病院に出向き、意味のない診察を受け、必要ない薬を処方してもらい、その費用は1割負担。

双方9割は働く世代の税金で賄われている。

年金のフローは破綻しているのに、現世代の若者や、働く世代から、何とかして年金を集め、高齢者には払った以上の額を支給する。
現在払っている、未来の高齢者には、払い込んだ額より少ない年金を支給すると、公然と言い放つ国家公務員詐欺集団。





高齢者の方々は、その個人個人がこれらを搾取する悪人というわけではない。
むしろ、戦後のこの国を必死で働いて支え、労働三法の整備もままならない中で、日曜休日もろくに休まず、必死で働いて来た世代でもある。

確かにそういう日本の先人の方々への感謝とねぎらいの精紳は大切である。
現、働く世代が利益の再分配を税金という社会ルールの中で社会保障制度を運用し、老後をきちんと担保する仕組みは、過去の国民の長い人生の中で収めてきた税金や年金の中から公正に扱われるべきだ。






しかし政治家と官僚はそれらの莫大な税金や年金を何に使っているかといえば、天下り先のダミー会社設立で、赤字続きの箱物作って、公務員退職後に数年努めて億を越える退職金を得る。
そんなことに大量に税金を使い、おげく破綻寸前まで年金を使い込み、仕方がないからさらに増税する。
そうして国民から金を延々と騙し取る。
なにが国税局だあほ。

政治家は一見良いこといっているように見せかけながら、いかに国民を騙して金集めするかを練りに練る。

今更民間で働けないから(使い物にならないし)、必死に選挙を戦う。

選挙の投票率が高いのは高齢者世代だから、高齢者に優遇な政策を訴え、高齢者の社会保障をこれでもかと手厚くする。

そうして票を集めるから医療費の税負担も下がらない。

医療費も安いままだから高齢者は習慣のように医者へ通う。

だから日本医師会も必死だ。

医療改革は、安倍現政権でさえ結局骨抜きになり、改革どころかさらに上がりやがった。

結局社会保障は、まったく減らせないまま、民間に負担がかかるように政策を捻じ曲げ、国の生業を越えた、赤字の保障を続ける事になる。






問題は教育に関する社会保障が、この国にはほとんどないことである。

将来の国を背負う若者へ、国はほぼ、ほとんど教育補助していない。

金のある地方自治体が一部行なう程度で、国は教育に税金を使わない。

私の納めている税金や年金は、若い世代には還元されない。

もうすぐ死ぬ、高齢者、後期高齢者の過剰なサービスに使われ、銀行預金があり溢れている高齢者への、手厚い年金に支払われている。




一定の高額所得者となると、子供が何人いようが、教育の補助は奨学金と教育ローンしか方法がない。

学ぶことへの国の補償は存在しない。

学びたいなら自分か親が、借金して学ぶしかないのがこの国の本性である。



奨学金は利子がないものもあるが、それでも全額返済する仕組みである。
教育ローンは当然ローンだから返済するしかない。

教育に人生を費やすのはいいが、その後は少ない年金で、ほそぼそ暮らすしかないのが次の世代に高齢者となる我々世代の未来だ。





義務教育に税金を使ったくらいで、教育に金をかけていると思い込んでいる政治家と官僚は、国の未来を、国の将来のビジョンを持っていない。

今当選することしか、今、良い目をみることしか、そういう自身の利害しか頭にないのだろう。





税金の使い道を、本当に良く考えて欲しい。

3割、4割負担する程度、普通の高齢者であれば問題ない。

医者へも気をつけながら通うようになるだろう。

介護サービスを使うことにならないように、自身で健康に留意するようになるだろう。



生活できないような一人暮らしの高齢者を見殺しにしているくせに、何不自由なく、税金の利用に目ざとい年寄りに、必要以上に手厚く税金を与え、票を稼ぐ。
そんな政治の世界が、この国の本性なのだ。

そして生活保護詐欺が横行する。

そこにもメスを入れられないでいる。

本当に必要な高齢者や、学ぶ機会を必要としている若者へ税金を使わずに、詐欺師と金持ちに手厚く税金を使う。




信じてはいけないのが日本の官僚。

本物の政治などやる気がないのが日本のほとんどの政治家。




そもそも本当にまともなやつは立候補なんかしねえだろ。