病人

病院通いの毎日が続く。

先日の心肺停止以来、原因究明の為と検査検査検査の連続である。

いろいろとわかったことはあった。

けれど本当に悪いところを発見できたことがいいことだったのか。

疑問が残る。




おかげでなんだか病人になったみたいな気分が続く。

予防対策と対処療法が増え、47歳にして病人なのかと認識させられる。



日常生活に支障はない。

しかし病が私の体の中に隠れていると。。。。。

別に深刻なもんじゃないけれど。





しかし感じるのは、日本の医療制度の仕組みは明らかに患者を増やしている。

私は病院嫌いで通院も検査も嫌いだが、一度疾病を宣告され、やれ検査だの、やれ予防対策だの、その説明や診断の為の診察だのと、病院に通うことが物凄く増える。


そして国の医療保険制度から、保険がガンガン使われる。



心肺停止した私が病院にこれだけ通う。

医者に疾病を宣告された老人高齢者が通院する。

薬をもらう為だけに診察を受ける。

診察受けて、身体状況に多少の改善があったとしても、一度処方された薬は、継続して処方され続けることがほとんどだろう。



診察で医者の給料賄って、薬で薬剤師と製薬会社を賄う。

検査で機械使って医療機器メーカーが儲かる。

しかしそのリース料金は診断料や検査料金で賄う。

そしてそこに、医療保険が使われて、社会保障費は一向に下がらない。

高齢者はどんどん増えて、国は破綻するほどの借金である。

国民の預金額をすでに超え、借金はデフォルト寸前。



そして私は病人扱いとなる。





しかし。。。。


妻が優しくしてくれる日々が、あれ以来続いている。

だったらいっそ、ずっと病人ぽくしてようかな。

そしたらずっとやさしくしてくれるかもしれん。