別に「反米」でも「親アラブ」でもありませんが。

ビンラディンの殺害説は、多分CIAの捏造自作自演じゃないだろうか。皆殺しにして水葬って、そんな上手い話ないだろう。という気がする。まだ情報が少ないので、判断するには早いかもしれないが。
テレビの報道で、オバマ大統領が、10年越しの正義が遂行されたとか言って、貿易センタービル跡地で、アメリカ人が大勢集まり、歓喜の声を上げ、シャンパン開けて、大喜びしている。
「U・S・A!!」「U・S・A!!」と叫びながら、彼らは本当にこの殺人を「正義」だと思い込んでいるらしい。
単純でアホな民族にしか見えない。
9:11の首謀者がウサマ・ビンラディンだから、彼を殺害すればそれで仕返しが済んだというのだ。この一方的な軍隊による殺人が、「アメリカの正義」だというのか。

なんという愚かな。

広島や長崎の日本人が、9:11の同時多発テロを見て、歓喜の声を上げてシャンパン開けて大喜びしたら、アメリカとの同盟は一瞬にしてなくなるだろうな。それと同じじゃないか。
日本だって原子爆弾落とされて親を虐殺されて、「反米」の立場をしっかりとる人もいる。その人たちが、9:11の時に、シャンパンシャワー浴びたか??
反米主義の日本人は、9:11を見て、皆で広島の原爆ドームに集まって、パーティーしたか??
人の最悪の不幸を、大はしゃぎで喜ぶ白人たち。あのアメリカ人のはしゃぎっぷりを見ているアラブ人はどう思うのだろう。「今に見ていろ!」「いつかきっと!」と決意し、アルカイダに入ったり、テロ活動に参加を決意したりする者が出てきやしないか。私は必ず出てくると思う。
しかも、パキスタンでの殺害である。一体、パキスタン政府は何を条件にアメリカの暴行暴走を受け入れたのだろうか。パキスタンがこれを受け入れているとすれば、またしてもアメリカの軍事力を利用した、アラブのパワーバランスを有利にする交渉合意の下に、行われた作戦なはずだ。
アメリカという国は恐ろしく学ばない国だ。木を見て森を見ない。パキスタンという他国で、イスラムの英雄と呼ばれるビンラディンを虐殺した行為が、テロとどれだけ違うというのだ。
9:11の首謀者がビンラディンであるかどうか、それはアメリカの主張と、ビンラディンの声明だけで明確になったというのか。司法制度の国で、結局仕返しという負の連鎖を助長させただけなのだ。

日本人は、北朝鮮拉致被害者がもし万が一不幸にも、北朝鮮の政府の手にかかったなどとして、その仕返しとして、自衛隊が北に乗り込んでキムジョンイルを殺害したら、国民は歓喜の声を上げて、シャンパンシャワー浴びるだろうか。
それはしない国民でありたい。やった!ともし思っても、それは奥歯をかみ締めて、飲み込むべきだ。なぜなら、人類の戦いの歴史に、本当の正義が誰かにあったことなど、絶対にないからだ。
戦勝国が正義だったことなどない。勝てば官軍という言葉がある。勝った国が、すべてを得た時代があり、その名残をいまだに世界は享受し、あるいは仕方なく受け入れているに過ぎないのだ。
その中心に常に位置する国、戦いによって他国を犠牲にし、強者となって繁栄を謳歌している国、それがアメリカだ。
雰囲気で盛り上がり、物事を道徳的に考えることに疎い国。

一方でアメリカは素晴らしい国でもある。あの大国が、もっと学んでくれればいいのにと、心から思う。

もう、世の中「金儲け」か「戦争」か「国益」か。そんなんばっかりやな。こんなんでいいんだろうか・・・・・。これ、政治家の仕事じゃないなすでに。
政治や対話じゃ、人間の強欲の顛末は解決できんわ。困ったものだ。私に出来ること・・・・。こうやって愚痴こぼすこと??
いや、子供たちに、正しく教育することだな・・・・・。