拡散する放射能物質

福島第一原発で、事故直後から起きていたメルトダウンの事や、原子炉内がどうなっているかの議論は、ずっと東電と保安院に隠されてきた。別に自慢したいわけじゃないし、だからどうだっていう話かもしれないが、私はこのブログで、事故当初からメルトダウンに触れ、原子力発電所で起き得る事故の状況を述べてきた。だから「ああやっぱり」としか思わない。
しかしそれより問題なのは、特に東日本側に水素爆発の事故直後から大気中に気流の流れによって流れていった、放射能物質だ。
ヨウ素半減期が短いが、セシウムは数十年、中には数百年の物質もあるのだ。それを、今でも普通に現地や東日本の地域で、土壌洗浄もせずに生活している人々がいるという問題だ。特に、子供達は甲状腺癌が心配だし、何より子供でも大人でも、浮遊している放射能物質を、体内に取り込むことが心配だ。
すでにマイクロシーベルトではなく、ミリシーベルトの単位で検出されている所も多く、その値は一時間当たりとはいえ、レントゲンの値と変らないんだよという、逆風評に騙されている現実がある。
だれでも、一時間どころか、24時間レントゲンを撮り続ける人などいないだろう?まやかしである。
これから数年後、白血病や癌になる人が出てきやしないだろうか。どうか私の考えすぎであって欲しい。
また、今逆に一番安全な原発は、福島第一原発なんじゃないかと思うくらいに、日本の各地の原発の信頼性が浮き彫りになったわけだ。
浜岡を止めているのは正解だが、また同レベルの地震が、稼動している原発周辺で起きたら、福島と同じ現象になることが想定される。東電の社員は記者会見で、メルトダウンの定義表現について、「他にどう言うねん!あほか!」というくらいに、言い訳がましいコメントをしていた。メルトダウンすると、放射能物質が剥き出しになり、放射線が異常な数値で発生して、高熱を発生させ、冷やしている水が高熱で分解されて水素が発生し、水素爆発が起きて、原子炉に亀裂が入ったりしたら、二度と人間は近づけないのだ。しかも、原子炉建屋どころか、もう、50キロ圏内でも放射能物質が舞い、気流にのって落ちてくる。雨が降れば、土壌にしっかりと沁みこむ。
もう、農作物は無理だ。その地域で暮らす事も無理だ。計画的避難というが、本当はそれどころじゃないと思う、すぐに遠くに疎開して欲しいくらいだ。
自民党原子力政策を恨む。はっきり言って、自民党が悪い。過去何十年もの間、原発の利権構造を保持し、官僚と民間でおいしい汁吸って、アブラムシのようにその利権に群がってきた専門家と称する人たち。今は、テレビで他人事みたいに解説しながら、過去、どれだけの金を得てきたのだろう。想定してきた以上の地震が起きれば。原発がどうなるかなんて、そんなのわかんないじゃんと開き直る専門家。はっきり言ってそうやって税金から収入を得て、人類存続に対して危ない施策をうってきた専門家や、東京電力保安院という官僚組織に、全員に全財産を以って償って欲しいとすら思う。彼らが長い間言って来た事は、普通なら「詐欺罪」とか、「業務上過失致死罪」に問われるような「事件」「人災」なのだから。
東京周辺も放射能物質が沢山舞っています。空気中に。マスクしてください。運悪く、まとまってドサッと放射能物質が落ちた所が、必ずあるから。セシウム入っていたら、近くにいてももちろんだが、呼吸と一緒に体内に入っちゃうんだから。
中国からの「黄砂」だって、吸い込んで咳き込んでるんだから。
花粉みたいに吸い込んでるかもしれないのだから。
東日本の太平洋側の方。特に気をつけて下さい。まじで。