父は不信任?

菅総理、現内閣への不信任が提出された。
しかしどうして政治家というのは権力に固執するのだろうか。
何のために政治家になったのだろう。政権を取らなければ、自分達の考えている政策を実行できないからと、皆そう言うのだろうが、実際は選挙になれば、国民の品格を問うような、馬鹿にしたような「甘い汁」政策をマニュフェストと称して掲げ、政権取ったら、やっぱり出来ませんと言う二枚舌。志はあったけど、予算がありませんでした・・・みたいな言い逃れで、結局政権を持ち続けている。
しかしかといって、自民党などは諸悪の根源とも言うべき、長期的な官民談合政治を続け、官僚と国会議員にとって最高ともいえる官僚主導型の国を創り上げてきた。原発政策も自民党が積み重ねてきた犯罪的な政策の積み上げが、この度の人災を招いたのだ。
もうどうでもいい気持ちになってしまう。彼らの中に、どれだけ自身の信条が国民と国の為に死力を尽くして仕事をして死のうという政治家がいるのだろうか。
あるいは本当はかなりの政治家が、そういった信条を持っているのだろうか。
正直言って、安倍晋三さんが総理になった時は、本気で期待していた自分がいた。色々不満もあるが、でも、日本の国を愛する彼の政治信念と、断固として北朝鮮の犯罪と立ち向かう姿勢や、中国の暴挙に立ち向かう姿勢は、私は大いに共感できた。経済政策では典型的な保守政策に終始していたし、官僚主体政治からの脱却も、あまり期待できない感はあったが。しかし、彼も朝日新聞という売国奴紙や、またしてもメディアの叩き潰しに屈してしまった。安倍さんがマスコミを公然と批判する勇気ある政治家だった事が災いした。
マスコミは、本当に国の将来を考え、勉強して記事を書いているとは思えない。時に感情的なまでに政治家をこき下ろし、政権を揺るがす事に命をかける。特捜検察と同じように、思い込んだストーリーを妄想的に作り出し、民衆を煽る。ニュースの論調を、ただ駄々漏れのように信用する国民。もうだめじゃないだろうかこの国・・・・。
しかし、いくらマスコミがプロパガンダしても、国民の論調がまったく揺るがない議論もある。それは天皇制に関する問題であったり、北朝鮮の拉致被害に関する問題など、日本の存亡に関わる問題や、日本の文化歴史に関する内容だと、何度メディアが世論調査しても、国民はマスコミに追従洗脳される事は少ない。
きっと日本国民は、いくらマスコミが洗脳しようとしても、自分達の倫理観によって、まっとうな判断をする潜在能力があるのだと思う。
今回の不信任案、私は反対する立場だ。確かに管総理は、リーダーシップが弱い。しかし、ブレーンだっているだろう?野党にだって、党利党略を捨て、復興支援対策限定であってもいいから、共に仕事が出来るんじゃないか?
サラリーマンの組織において、上長や、上司や、責任者や、経営者が、いつもリーダーシップのある、魅力的なリーダーだとは限らない。言いたくはないのだが、アホな上司も沢山いるし、常に自分の保身しか考えていないような、無力な上司だっている。グダグダ文句は言うが、戦略そのものは一切持っていない、無能上司だっていくらでもいるのだ。単純に、仕事しない上司も普通にいくらでもいる。私だって理想的なリーダーかどうかなんてわからない。評価は私がするものじゃなくて、周りがするものだから。いつも自分の理想の上司やリーダーがいる環境で仕事できるって訳じゃないんだ。政治家が一番しなければならない事は、国民の為に仕事する事だ。リーダーに不満持って、解任要求に必死になって、権力に固執している間は、本当にいい仕事なんて出来やしないのではないだろうか。
もっともっと仕事すれば、党を超えた友情や、尊敬心も生まれ、そうやって新たな力が芽生え、さらに進化した政策を以って、党の結成が生まれる事だってあると思う。知恵を使い、情熱を持って、何より仕事する行動力で国民の客観的な評価を得ることが、政治という物じゃないだろうか。
やっぱり自民党はダメだ。いま不信任を突きつけるときじゃないだろう。今は、言いたい事があっても、党利を捨て、私利を捨てて、震災復興の為に協力する事。何より仕事しろって。文句言ってないで。
あほか!おまえら!!ぼけ!働け!被災地と被災者の為に、働け!理想語ってる暇はない。今は現実に対処して行動する時だ。2次補正予算で揉めているのは、そもそも野党が現内閣も文句ばかり言って、強調して働かないからだ。「人は鑑」って言葉があるだろう!
もう、小沢さんがリーダーになってもきっと同じだろう。
現在の政治家の価値観では、誰が総理大臣になっても同じことじゃないだろうか。

私の家庭は、私が父親じゃないとダメだと思う。血のつながりって簡単に言う話じゃない。妻と子供達を心から愛し、家族の為ならいつでも己の生命をも賭し、私利を捨て、父として社会で働き、家庭でその役割を仕事し、家族への熱い情熱を以って生きているから、父親として努めることが出来るのだ。

政治も家庭も、会社組織も、結局人間のやっていることだ。「傍を楽にする」それが働くという意味だ。時に政治家達よ!しっかり働け!それがあなた達の本分というものじゃないか。

父親やっている私だって、小さな悩みはいっぱいある。最近長女に迫る男がボコボコ増えてきて、夜中までメールして付き合ってだとか、エッチとか興味あるう〜なんてメールしているらしいし、長男も、コクッたとか、コクられたとか、そんな事ばっかりに意識集中だし。
まあ、私だって似たようなもんだったかもしれないけど・・・。
けど、親になってわかるよな〜〜(爆)

これから5人分、こんな精神的な苦労をするのかと思うと、やんなっちゃうよ。こんな心の経費、予算組んでなかったわ・・・。補正予算、妻と組まなきゃ。
はあ〜
経費かかるなあ〜