地域特性?民族性?

大阪に転勤して2年と1ヶ月が経過した。
転勤初日、会社の最寄の駅につき、事務所まで歩く道のりで、その歩道に、やたらと犬のウンコが落ちている事に気づいた。
幅1メートルくらいの歩道だが、そのど真ん中に、ゴソッ〜〜っと、威張り散らすように犬のウンコが置いてある。
1ヶ所だけではない。
最寄駅から事務所までの、約10分程度の道のりで出会う犬のウンコは、だいたい少ないときで2ウンコくらい。多いと5ウンコくらいに出会う。
中には誰かが踏んづけて、見事なウンコ足跡を付けている物もある。
通勤路となっている道のりで、一体いつも誰が踏んづけているのだろう。
気の毒である。
要は、会社のある東大阪では、住民が犬の散歩でウンコを後始末しないのだ。
私は奈良県に在住しているが、奈良の歩道はそれほどでもない。
時々見かけるが、ほとんど見ない。
2年前まで住んでいたのは、静岡県浜松市
浜松でも、歩道の犬のウンコは、ほとんど見ない。
浜松で私の住んでいた場所は、新興住宅地であり、綺麗で新しい家が連なっている場所だったが、犬を散歩させる住民は、必ずティッシュとスコップとビニール袋を持ち歩き、ペットの犬がウンコをすると、すぐに始末していた。
私の実家でも、当然のように、両親は当時飼っていた犬のウンコの後始末をしていた。




しかし、東大阪は、犬のウンコに注意しないと、歩道を歩けない街だ。
特に夜になると、真っ暗な歩道を犬のウンコを避けながら歩くのは、まさにハラハラドキドキである。
雨の日は、ウンコが歩道や細い路地の真ん中で、雨に打たれて溶け出して、茶色い水となって流れている。
それをハラハラ避けながら、会社へ出勤する。



全国の地方の事情はどうだろうか。
きっと地方の方が、道路、路地、歩道を、犬を連れて散歩するということが、犬のウンコの始末をすることと、当然セットである事は、完全に定着している概念だろう。
しかし、東大阪に来てみて、通勤してみてはっきりとわかったことは、東大阪の住民は、そこそこ高い確率で、犬の散歩時、自分の飼っている犬のウンコの始末をしないということだった。
これには正直驚いた。
言い方は良くないが、「民意」が低い証拠とも言える。
道徳心が低い・・・・、のかもしれない。
「公(おおやけ)」の意識が低いのかもしれない。
人の迷惑を考える事が出来ない人が多いとも言えるかもしれない。
後から歩く人の事を考えて、人を思いやる事が出来ないのかもしれない。



一方、狭い路地では、路地に沿って建っている住宅に、
「犬のクソを始末せよ!」
なる張り紙や、つい立をよく見うける。
ペットのウンコを始末しないだらしない人が多いそばで、それを怒る住民も同時に多いという、超原始的なやり取りを見うけるのだ。

アクセル踏みながらブレーキ踏むみたいな。
毎日ラーメン大盛り食べて、ダイエットコーラ飲むみたいな。
そもそもダイエットコークがそうか。

う〜ん・・・・。
どうして自分のペットの犬のウンコ、始末できないのかなあ。




東大阪の町。
生駒山越えればすぐ奈良県。車で15分。
それなのに、ひとやま越えるだけで全然変っちゃう民族性。
不思議だ・・・・・。