ケツパンチ

人生はプロレスそのものである。


プロレスは1人では成り立たない格闘技である。
私にとってプロレスは、真剣勝負そのものだ。

私は高校入学の時、3年になって卒業間際に、身長が185センチ以上になったら、あのアントニオ猪木を倒しに行こうと本気で考えていた事がある。
自分のパンチのスピードだったら、いけるんちゃうか!と思い込んでいた。
実際私は、素人の中ではなんだかいけそうなスピードだった。
一度、インターハイでよその学校のボクシング部と風呂で一緒になり、その体とシャドーボクシングを見せてもらった事で、実は全然無理だって事を学んだが、プロレスのリングなら猪木と戦える、プロレスラーになれないものか・・・と本気で思っていた。


ボクシングや他の格闘技ならまったく経験はないが、プロレスなら、3歳の頃から大人の父親相手にやってきた歴史がある。

私は相手がいなくても、布団の上でプロレスができた。
枕を相手に戦う私の姿は、対戦相手の姿が見えるほどであったという。
(弟:談)



しかし身長が177センチで止まった時、プロレスラーへの道をあきらめた。




プロレスも人生も、自分ひとりでは成り立たない。
ブログも自分ひとりでは成り立たない。
読んで下さる方がいらっしゃる事で、また成り立っている側面もある。
よくブログ炎上〜〜!!って聞いたことがあったが、炎上まではいかなくても、私にとって良い事ばっかり言ってくれるコメントばかりじゃないと割り切る事も大切だと分かってきた。


それからちょっとひどい内容だったら、削除させていただけばいいのだ。
いちいちマジで反論すると、もっと火がつく。
物事の見方が人によって違うのだから、私を嫌いな人や、認めたくない内容には、反論があるのは当たり前。



しかし、本当はそれでもそれを重々理解した上で、互いの見解やキャラクターを尊重しあうのがブログの世界だという気もするのだが。
でもある友人でもあり後輩でもある不破央さんの奥様(高校の後輩)から教えてもらいました。

「ブログはもはや日記というより、公共性の高い『公』のものですよ。」

分かっているつもりだったが、受け入れたくなかった私。受け入れきれていない情態の俺。

今でも後輩にご指導いただく、恥ずかしい私ですが、本当に勉強になります。さゆりちゃん!感謝です!
でも、『n○g.co.jp』の方・・・・・、お願いです。読むなら名乗り出てください。


ハンドルに遊びのないブログでは、薄皮一枚で天国か地獄みたいで危なっかしい。
ハンドルに十分な遊びがあって、乗ってるんだか動いてるんだか、よく分からないくらいに揺れない高級車クラウンみたいなブログにしようか。(いや、安っぽい私には無理か)



反則っぽい技も5カウントまでは許されるのがプロレス。
重要なのは、「反則っぽい技」って事。
本当の反則は5カウントなんてもちませんから。

でもね、誤解して欲しくないんですけど、プロレスラーって、本当は物凄い強いんですよ。
マジで。
私は水泳の先輩に『斉藤彰俊』という方がいます。プロレスリングノアで戦っていらっしゃる、私の憧れのレスラー。
同世代の競泳選手の方なら、みんなが知っている、気は優しくて力持ちで、本当に昔から強い人でした。
競泳でも日本のトップスイマーで、誠心会館で空手の有段者でした。


ほんとうに強い人です。


現役の頃、試合会場や合宿で一緒になると、私は後ろからそ〜〜っと彰俊さんに近づき、お尻に思いっきりパンチして逃げまくってました。すると彰俊さんは、本当にいい笑顔でニコニコしながら、
「けんいちぃ〜〜〜。いいパンチだがや〜〜」と言いながら、満面の笑顔で、スッゴイニコニコしながら追いかけてきました。
掴まってしまう私。そうすると、一応私が怪我をしないように上手に懲らしめられる。絶対に外れないオデコへのアイアンクローとか、腿へのクロー攻撃。
痛くてよだれ垂らして謝る私でした。


あの彰俊さんのアイアンクロー、多分ヒクソンでも外れないな。ヒクソンは彰俊さんには勝てないんじゃないだろうか。

斉藤さんを倒せるのは、私だけですな。しかも、ものすっごいケツパンチで。
(彰俊さん!ごめんなさい〜!)