タレントの倫理観
生活保護かあ〜。
お笑いタレントが３０００万円の年収があるにも関わらず、母親の生活保護需給を受け続けていた件。
普段あまりテレビを見る時間もないけれど、週末webで確認してみたら、ミヤネ屋という昼間の番組で、ミヤネ氏や、ほとんどのコメンテーターは、片山さつきさんが、タレントの実名をツイッターで出した事に触れ、個人名を出して攻撃した事を責め、実質、タレント擁護
発言に終始しているのを見て、こいつらは馬鹿すぎるとショックを受けた。
いまさらお笑いタレントを、ここで責めようとも思わないが、はっきり言って、いくら記者会見で神妙に詫びて見せても、実質完全に、数年間の間、詐欺行為によって税金を搾取していたに等しい行いである。制度上、法律違反でも詐欺でもないって言うが、私は事実上、同考えても詐欺だと思う。
ケースワーカーの倫理や洞察力、そして行政の基準やシステムの不備があるからといって、あんな税の搾取行為が許されるはずはない。
今回発覚した事で、過去にさかのぼって返金するという事だが、はっきり言って、その間の金利と、罰金、追徴金などを含めて、行政は厳しく返金を求める訴訟を起こすべきだ。
なぜなら、母親の生活保護費にかんする対話の中で、行政側に対するタレント本人の主張には、巧妙な嘘や事実の捏造、あるいは隠蔽があったはずなのだ。
数百万円の腕時計を買う金があるのに、毎月どうしても税金から１５万円前後の生活保護費を受け取る（母親が。だが。）事ができるはずがない。
行政官を巧妙に騙してきたというのが、この件の答えでしかない。
これ、発覚しなかったら、ず〜っとずっと、儲け儲けと、もらい続けていただけの事。
私は別にあのテレビタレントが嫌いじゃない。
むしろ好きだった。
すべらない話で、身内の事をお笑いのネタにする、笑いの為なら、貪欲に、家族をもネタにする決意と根性に、腹筋が痛くなるまで笑わせてもらえた。
でも、だからといってあれはダメだ。
片山さつきさんは間違えていない。
公共の電波に載って、あれだけ稼がせてもらったのだ。世間様には糾弾されるのは仕方がない。電波で稼ぐメディア芸能の世界は、半分は『公人』的な要素を含むはずだ。
私はさつきさんは、数年前から直接知っている。
地元でも社会保障の分野では、本当に地道な改革を積上げ続け、熱心に仕事をしてきた人だ。
テレビによく出るので、テレビの発言ばかりが彼女のイメージを作ってしまうのだが、実際は地道な仕事をしている。
それがツイッターなんかで発言したから、芸能の世界から逆ギレバッシング受けたりする事になったけど。
でもそもそも芸能人、みんな生活保護を分かっていない。
和田アキ子の話も実に分かりづらく、タレントをかばう姿勢が見え見え。
すっごいオカマのマツコ？だっけ？
あれも、巧妙に論点を摩り替えて、片山さつきが、ツイッターで個人名を出して議論を煽ったことだけを集中的に攻撃して、芸人への攻撃を巧妙にずらす作為に走り、大成功していた。
やっぱり、新宿２丁目時代からの仕事も多いに役にたち、論点をすり替えるのは天才的である。
だた、私には気持ちの悪いデブにしか見えない。
ただ、私も人のことは言えない。
結構な脂っこいデブですから。
息子が３０００万円でも、１０００万円でも、５００万円でも、とにかく収入があって、住む家があるならば、国に生活保護なんか申請するんじゃねえっての。
みんな、子供でも、やりたい事があったり、住みたい場所があっても、田舎に残してきた年老いた親がいるからと、したくもない仕事したり、行きたくもない会社でサラリーマンして、親の面倒見ながら、細々と、暮らしてんだよ！
それがこの国の平均的な国民の生活だよ。
そういう人たちが、細々とした生活の中から払ってる税金で、なぜに、３０００万のタレントの母親の生活保護面倒みんねん。
芸能人の方々だって、苦労もしてるだろう。努力だってしてきただろう。
でも夢を追いかけて、夢を摘み取れたんだろう？
そしたら、もっと、両親をちゃんとしたれや。
『武士は食わねど高楊枝』って言葉があるが、金ねえのに、別にかっこつけたれやと言ってるんじゃない。
自分の持ち家に住み、ローンが組めて、いくばくかの収入を稼げるのであれば、生活保護で、税金もらってる場合じゃないだろう？
特に大阪は酷すぎる。
全国的には、あんな立場の人で生活保護なんか受けてる人は、いないんだよ。
他にもお笑いで母親が生活保護を受けているケースがあって、記者会見していかが、違反のつもりはないと言い切っていた。
ちゃんと弁護士に相談して発言を決めてきたんだろう。
そりゃそうさ。
行政が給付したら、そりゃあ、認めたって事なんだから、開き直り、居直れば、『法律違反はしていません』ってことで済むさ。
倫理の問題だよ。
それでおまえ、
『サラリーマンは安定してるから・・・』
って、馬鹿にしてんじゃねえっての。妻子供が居ながら、毎晩合コンやってられる職業じゃないぜ今時のサラリーマンは。
安定だってしてないぜ！今時のサラリーマンは。
俺だって、別に妻を抱くのが好きで、馬鹿みたいに子供増やしてんじゃねえぜ。
国の将来を思い、自分が示す事で、後輩や友人や部下達に、（すみよしだって出来るんだから、うちももう１人！）って、みんなが子供を１人でも多く作ってくれれば良いと思って決意したし、子ども手当は魅力的だったけど、ないならないで、子供を成人させるまでは出来るだけいっぱい借金して、家も買わないで、教育に金使って、最後俺ら夫婦はふたりで、小さな市営団地の１階にでも住もうって、そう話し合って５人の子供を作ってきたんだ。
稼いでも稼いでも、みんな家族の経費に飛ぶだけ。でもそれは私が決めた事。
しかし、税金の使い道は文句がある。
吉本興業という会社にも不満がある。
それだけ芸能で儲けていて、年収数千万あるタレント社員に、親の生活保護で、問題ありませんなんて発言させているんだから。
会社で保障しろやボケ。
本当に困っている人に、現金はもちろんだけど、もっと社会復帰できる仕組みや応援の仕組みに金を使って欲しい。
それから同じ社会保障でも、医療の不条理と、福祉、介護の分野で、当事者、ご利用者と、そこに関わって働く人の、待遇改善に金を使って欲しい。
計り知れないわけあって、親子が絶縁しているなど、通常ではない事情のある場合は、確りと調査し、状況をある基準で精査した上で、基準のランク別に金額などを割り当てる方式などで、支給するとか、そういうことは検討すべきだろう。
しかし、３０００万までなくても、５００万円あったら、生活保護はうけねえだろ〜〜〜〜〜。
子供沢山、５人いる俺だって、両親が収入なくなって、食えなくなっても、生活保護はとおらねえだろ〜〜〜〜〜！！
お笑いタレントみたいに３０００万円はねえけど、親くらい、ピイピイいいながらでも、ちゃんと食わしていくだろう〜〜〜！！！年金もあるんだろし。
これ、普通だろ〜〜〜〜〜。
生活保護を身近に置きすぎる一部の大阪府民。
居直る一部の府民。
開き直る一部の市民。
毎月毎月、高額な税金払って、俺の税金は河本に使われてたんか！
おめえに払う生活保護はねえっ！
って玉袋筋太郎さんが言ってたけど、マジだぜ。
キッパリと正せよ役人よ。
離婚している体（テイ）にして夫婦で生活保護１５万づつ受け取って、子供も２人、生活保護で、家族で毎月６０万円もらっておいて、パチンコして朝から呑んで、温泉旅行行ってるっつんだから腰が抜けるぜ。
社会保障制度とは、社会における経済活動で得た、利益の再分配による道徳倫理正義の実現の為の制度である。
私は、私１人だけで現在の生活を成り立たせている訳ではない。
多くの人々の様々な活動の帰結として、仕事をしたり生活をしたりする事が出来る環境を、共有して、得ているのだ。
イチローは、どれだけ個人の野球のスキルが高くても、彼だけの力で今の収入を獲得してきたわけではない。
チームがあり、野球界があり、観客ファンがいて、テレビ、マスコミ、・・・・・、あらゆる多くの人々の様々な活動の帰結として、あのようなチャンスや環境を得ているのだ。
だから彼も、個人としては考えられないくらいの、非常に多額の税金を納めているのだ。
しかし、これはすべて、正義の判断の元に行なわれえなければならない社会利益の再分配である。
制度の隙間をかいくぐって得る金ではないし、ばれなきゃ良いと、特定の個人が搾取する種類の金でもないのだ。
いくら制度を細かく難しいものに仕上げても、国民が正義に基づく、あるいは正義を求めての倫理によって、生活保護という制度を運用しなければ、本当に必要な人のところに行きづらくなり、詐欺行為のところに安直に支払われるということにもなりかねない。
制度の不備を指摘する知識人やテレビコメンテーターばかりだが、私が思う事は、このような制度は、人間の倫理観の成長が必要なのだ。
それらを、そのように確りと訴え、導く指導者が必要だ。
