部下たち

みんなは信じてくれるかわからないけど、私は部下達が大好きだ。
みんなかわいい。
だから少しでも良く慣れたらいいなあと思って、私の出来る事には尽力を惜しまないで尽くしているつもりだ。
みんなかわいいから。



自分の子供たちにもそうだが、あほな事やった部下を、時に厳しく叱り、指導することもある。
叱られなければわからないこともある。
気づかないこともある。

あるいは、わかっているだろうとは思っても、それでもあえて叱る事もある。
こういうことをすると叱られるのだ。
という倫理を身につけさせたいからだ。



会社の帰りに、社の近くで飲んでいると、次々店に後から部下たちが来てくれると、本当に楽しくて、嬉しい。



全員が私にとっては宝物のような心境である。



仕事は楽じゃない。
【傍】を【楽】にする為の活動が【働く】というくらいだから、決して楽な仕事なんかないだろうが、この国の社会保障制度を底辺から支える私たちの仕事は、どのポジションであっても大変な仕事である。
部下達は人によって、また、その役割によって、処遇も違う。
それは当たり前のことだが、違う立場の者達が、それぞれ協力し合って、互いを尊重し合い、経済活動を行ない続けるのは、決して簡単なことではない。



だから、私は部下達全員に、とても感謝している。







その部下を、また転勤させなければならない時期が来た。
手塩に育てたかわいい部下を、その将来の為と、会社事業の発展のために、遠いところへ行かせなければならない。
転勤をきっかけに、大いに刺激させ、同時に出世して欲しい場合もある。





みんなが活躍できればいいなあ。
自身の尊厳を最大化し、素晴らしい社会生活の思い出を作って欲しい。


いつか振り返った時に、
『ああ・・・。自分は幸せだったなあ〜・・・・。』
と、そう思える時間を、どこへ行っても積み重ねて欲しい。