一歩


関西電力の八木社長が、自民党が圧勝したのを見計らって便乗し、原発擁護論を推し進めようと発言し始めた。

本当に電力会社が悪魔に思えてくる。

これだけ火山帯の多い国に原発をウヨウヨと建てて、すべての経費を電気料金に上乗せし、自分たちの処遇向上にまっしぐらの結果。
そして福島の惨事を招き、今もふるさとを失って、家に帰れない人々が大勢居るのに、世界中に放射線物質を撒き散らし、あの時の福島第一原発の水素爆発で撒き散らされた放射能を吸い込んだ日本人が大勢居るのに、きっとここから数年の間に白血病甲状腺がんの子供があふれるかもしれないのに、それなのに、この国の土地をこんな状態にしておきながら、それでもなお、原子力発電を続けようとしている【八木】は、まさに【悪魔】としか思えなくなる。

悪魔と書いて八木と読むのか。




間違いを認める事が日本人には出来ないのか。
いや世界はまだまだ原発を推進する国がたくさんある。
世界基準で見れば、多数的には原発推進なのかもしれない。
これが現実世界だ。

山本太郎さんの落選が、脱原発に反対されての原因ではないだろう。
彼が言っている事がどれだけ正しかったとしても、政治全般にはまだ力不足と、有権者が判断したのだろう。
これだけ一票に格差がある都内で立候補したという真正面からの正当性の主張には頭が下がる想いだ。



日本人がこれだけ見事にみんなが自民党に投票したのだから、自衛隊国防軍にするのも、原発を推進するのも、概ね認めるということなのだろうか。
政治家が国防軍として日本の兵を戦地に送り込む決定をし、日本の貧しい若者が戦地に行って、テロに巻き込まれ命を落す。そんなこともこれから普通になるのかもしれない。
今思えば私の世代は、幸せな時代を生きた世代だったのかもしれない。
私はバブルの恩恵など何も享受してはいないが、そんな豊かな時代もあったのだし、その時代には私は、アマチュアの世界でひとつのことに没頭していた。
日本はまだまだ延びていたし、ものづくりと経済は、世界と対等以上に戦っていた。
そして勝っていた。

これからの日本は負け続けることになる。
まして現在の日本人の若者の多くは、子供を作ることすら恐れ、結婚もしない。
長い間の政治不信のおかげで、日本人の多くは将来の不安でいっぱいになり、金を使わず、子供を作らず、今の自分の生活だけを担保しようとし、将来を作ろうとしない。
描く未来は、引退後の生活と、自分の老人ホームの支払いのことしかないようだ。




今からでも遅くはない。
この国の全世帯の若い世代が、もう一人、子供を作って育ててくれたら、100年後の日本の未来が、きっと明るいものになるだろう。


このままでは、100年後、日本の人口は半減する。
5000万人を割り込んで、経済は大きな打撃を受け、外国人がなだれ込み、実質、国家が崩壊する。この国の歴史と文化が、崩れていく。



この国を想う気持ち。

日本の国民がひとりひとり、この国の未来を明るいものにする義務がある。
原子力
少子高齢化
憲法改正
自衛隊
景気。


政治家誰にも、結局何も出来はしないだろう。

それより私たちは、できる一歩を踏み出そう。

ひとりでも多くの子供を作ろう。