子ども手当

正直に言うが、私は民主党マニュフェストの「こども手当」は大いに期待した。民主党は常々、その分の財源は、公務員の平均給与を20%削減や、官僚の天下り組織の廃止や、様々な無駄遣いの廃止などによって、十分その財源は確保できると言っていた。色んなメディアで発言する民主党の政治家を、私はどんどん信用していった。なぜなら、それだけ、当時の政権与党である自民党と、宗教団体党の連立与党にうんざりしていたからだ。だから、民主党に期待していたし、財源があるなら、我が家のように子供の多い家庭を、政治が支援してくれるのなら、ぜひお願いしたいと思った。周りの友人夫婦にも、子供をいっぱい作って、この国の将来を今から支援しようと話した。だから、友人にも子供を増やす友人が多い。3人や4人の子供がいる友もいる。
子供の教育費は膨大だ。高校進学もとても私立など勧められない。2人くらいまでなら平気だが、5人はきつい。大学も私立は無理だろう。そもそも現在住んでいる地域は、日本で一番教育費をかける地域と言う事だし、周りの中学生の80%以上は、塾に行っているという地域だ。長男は中学生だが、塾に行っていない。金がかかるからだ。しかし、教科書より難しい問題が学校の中間テストや期末テストに出ると言う地域で、塾に行かないのは子供にとって致命的。行くしかないのだろうか・・・。
子供手当は当初の計画では26,000円だった。26,000円は5人で13万円になる。月に13万円あれば、塾も行けるし、高校や大学の費用も貯金できる。全額とはいかずとも、本当に助かる金額だ。
しかし現実は13,000円になった。不満と言うより、「ああやっぱり政治家のウソだったのか・・・。政権とる為のバラマキ政策だったのだろうか・・」と、げんなりした。それでも、子供の多い家庭には、子供手当は本当に有効だ。
しかし、震災が起きた。復興財源の問題で、あらゆるマニュフェストを見直そうとしている。こども手当も同じ。税金だけ上がってこども手当なくなって、過去の児童手当に変るのだろうか。
今は、震災復興の為ならなんでもありという風潮に乗って、またしても霞ヶ関の連中が、国民から上手に金を巻き上げようとしている。
しかし、まだちゃんと大切に、有効に、人の為になる形で税金が使われているなら納得もしよう。しかし、官僚が天下りで渡り歩いて、退職金を2千万も1千万も、何回も受け取って、豪邸に住んでるのを見ていると、日本人の強欲さにあきれ返るよ。
子供手当は、2人目からを対象にして、2人目を26000円、3人目を52000円、4人目を104000円、5人目を208000円にすればいいんじゃないか?6人目を416000円、7人目を832000円、8人目を100万円、それ以降は一人当たり、100万円てことで。
子供を沢山作ると金持ちになるという仕組にすれば、みんなめちゃくちゃ子供作るだろう。向こう10年間限定の政策にしたり、10年目以降は金額を見直すとか。
こども手当を民主党がなくすなら、民主党とは決別しよう。
そもそもどこでもダメだろうけど、「みんなの党」にでもかけてみるか。
いや、それより俺、政治やろうかな。でも当選しないな。選挙資金ないし。
もう、今の大物政治家は無理だ。権力闘争しかしていないから。2世政治家とか、もともと裕福な育ちでは、本質的な問題を知らないし、細部にわたる効果を考えた政策を生み出せない。

もう、子ども手当はあきらめるか・・・・。それがこの国の為なら。