男はつらいよ

男はつらいよ」が48作すべて揃いました。
会社の部下が、全部焼いてくれました。最高に嬉しい!感謝でいっぱい。本当なら15万円くらいかけないと手に入らない大作だから。
だから最近、11時くらいから必ず一本は観てから寝る。寅さんのセリフは本当に勉強になる。そして時々、その言葉に恩師の米さんを思い出す。
もしかして私は、潜在的に寅さんの先に恩師の米さんの姿を見ているのかもしれないという気がする。
あの寅さんの純粋さを、そのままストレートに表したような現実的な大人の姿が、米さんだった。
寅さんと米さんを思うと、私は自分が本当に汚れた醜い男だという事に気が付く。そしてとても恥ずかしい気持ちになる。
到底近づけないあの美しさに、私は自分が情けなくなる。
けれど、寅さんの妹の「さくら」の亭主である「ひろし」さんが、「自分の事を醜いという事に気付いた人は、もう醜くなんかないんだ、にいさん(寅)、もう十分なんです!」というセリフのシーンがある。だから、私も自分で気付いている以上、自己嫌悪に苛まれる必要はないだろうと思う。だから、今日も寝る前に「男はつらいよ」を観て寝よう。

醜い私。

見える人にはこんな風に見えているのかもしれない。