白人の歴史

日本はこれまで、いわゆる中東からは遠く距離があり、直接的には自衛隊を軍事作戦に参加させていないことから、どちらかといえば比較的に、過激派やテロ集団からの軍事攻撃対象には、なりにくいと思われ、そういう空気で報道され、尚且つ、国民は今でもそう考えていると思う。

しかし今回の拘束事件で日本人は殺害され、ジャーナリストの後藤氏も未だに殺害される危機と背中合わせの状態が続いている。

安倍総理のテロ対策支援宣言から、ISISの身代金要求へと発展し、実際に同胞が殺害され、アメリカのオバマ大統領だけでなく、欧米、中東諸国の首脳級までもが、相次いで遺憾の意を表明した。

マスコミでは日本だけでなく、各国がメディアで大きく取り上げ、この問題は国際的な関心事になっている。

日本がISIS対策で多額の経済協力を行っていることが知れ渡ったことと、一方では、日本人に危害を加えても、軍事攻撃などのいわゆる軍事的報復を受ける恐れがないことも、ついでに世界に知れ渡ったといえる。

大東亜戦争で死んでいった日本人が、靖国でこの今の現状をどう思って見守っているだろうか。

戦後日本は、確かに一見平和だった。

しかしこの平和は、アメリカによって押し付けられた憲法のおかげで維持されてきたわけではなく、実際にはアメリカという軍事大国の傘の下に、そっと潜んできたからに過ぎなかったのだ。


過去、何度も書いてきたが、世界は平和になんかならない。

あるとすればそれは、平和な状態が続いている期間は存在することもあるだろう。

どこの国も、どこの国とも戦争していないタイミングがあれば、それを【平和な状態】と呼ぶのだ。


しかし本質的な平和が、この地球に訪れることはないと私は思う。


その理由は、実は世界の権力者のほとんどが、実際には平和な世界など望んでいないからだ。

金銭的に優位な立場にある権力者は、その自身の金をさらに増やすためには、その立場を使ってなんでもするようになる。

大統領ですらユダヤマネーの下僕なのだ。

そんな国が世界のトップ軍事国なのである。

それだもの、世界から戦争が無くなるわけがない。

アメリカを中心とした、軍産複合体のマネーを、指くわえて捨てられるような人のいい人間など、世界にはどこを見渡してもいない。

戦争が起ころうが、罪なき女子供が殺されようが、富と権力に魅了された世界中の権力者は、一切関心などない。

権力者は、世界中でどんどん戦争起こして武器を売り、人間がどんどん死んで、すごしやすい地球になったほうがいいとしか思っていない。



アメリカのように、世界の国々と戦争をし、核爆弾を落としても、ベトナムで負けても、イラクをトッチラかしても、あの国は大統領が演説し、『ういあ〜ちぇ〜〜んじ』とか言っていれば、馬鹿な国民はすぐに盛り上がり、『USA!』『USA!』とこぶしを突き上げて喜ぶような、【リセット】が簡単に出来る国なのだ。

すぐに自分たちが行ってきた虐殺や失敗を忘れることが出来る。

彼らは実際、馬か鹿でしかない。

しかも忘れる権利を持っているかのようである。

それになんといっても、人殺そうが、物盗もうが、神父に懺悔さえすれば、神の名の下に許されちゃうっていう宗教が軸になっている国ですもの。
法はそうはいかないけどね。



日本はリセットボタンがない国である。

天皇の歴史は世界で一番長く、【人の和】を政治の主軸の倫理としてきたような、中道を探す結論の国であり、日本の起源すら実にあいまいで、その成り立ちが神話でしか存在しないような、八百万の神の国なのだから。



イスラム国を名乗る人たちの本当の本質は、そもそもアメリカが軍事行為を繰り返す中で作った、アラブの悲しみの連鎖によるものだ。

何度も言うが、そもそもアメリカの軍需産業が、何でも欲しがるアングロサクソンプロパガンダによって、常に正当性があるように世界に情報操作されてきたっていうだけである。



白人よ。

過去の侵略の歴史による植民地支配や、アメリカ大陸のインディオの虐殺による建国の歴史や、核爆弾を人間相手に使用した事実に向き合え。


お前らが過去の歴史に学び、後藤さんを救ってきて欲しいくらいじゃ!ぼけえ!