日曜日

日曜日、一年ぶりに自宅にプールを出した。
我が家の大きなビニールプール。最近ではどの市民プールに行っても水が生ぬるいが、自宅でやるプールは、水道水ジャジャ〜っといっぱい入れると、冷たーい!(^・^)
必死にポンプで空気を入れる。汗びっしょりになる親父。空気を入れる単調な作業に、腰や背筋がつりそうになりながら、必死に空気注入。待ちきれない末っ子は、必死な私にまとわり付く。うざい。
「どけっ!」「あっち行ってろ!!」
汗だくで怒る親父。傷つきやすい末っ子は、すぐに涙ぐんで立ちすくむ。そんな娘の姿を見て、私は一休み。
「もう少し待っててな。もうすぐプールが出来上がるからな〜」
今度はやさしく声をかける。少し機嫌を直した末っ子。15分くらいかけて完成。ホースを伸ばして水を入れる。2センチくらい溜まったところで末っ子を水着に着替えさせる。冷たい水にそっとつま先を入れ、「ちゅめた〜い!」と満面の笑顔。私はこの笑顔が見たかった。

あっという間に増殖。

そのうち向かいの家の庭に進出。

近所の家々を巻き込んでの大騒ぎに発展。あの子、この子、この子どこの子?状態での1日。

私の子供の頃の夏は、いつも水泳の練習に明け暮れていた。外のプールで泳ぐ事はほとんどなかった。スイミングスクールの室内プールで、毎日苦しい辛い練習だった。だから、今でもプールでの遊び方がわからない。
そして夏は、競泳選手にとって、シーズンだった。
日本選手権。センターコースの4コースが私だ。

どうしても自分の子供を競泳漬けには出来ない私、長男の水泳部入りは嬉しい限りだが、私は、両親や祖父に期待されていたことが何よりプレッシャーだったから、長男には何も期待しないようにする。
期待されるのって辛いんだ。本当に。

結局最後は私もプールにザブ〜ン!Tシャツに短パンのままで飛び込んじゃった。気持ちよかったあ〜〜!
妻が気にするのは水道代。7月・8月の水道代は、いつもの3倍です。毎年。4人も5人も6人も入ると、水は毎回流すから。今年は7人全員で一緒に冷たいプールに浸かって、冷たいビール飲もうかな?妻のりさちゃんと。

水道代・水道代・・・経費かかるなあ〜