最近週末が忙しい。

今週も忙しくて慌しい週末だった。
しかし一方で、日曜日の出来事は、私たち家族にとって刺激的な時間だった。
まずは土曜日。
地元の公園で行われる自治体主宰のお祭りに下の子2人をつれて行ってきた。近くの高校の吹奏楽部が、見事な演奏をしていた。真正面で聞きほれる。

長女は部活でいないのだが、長男は中学近くの地区のお祭りで、彼女と集団デートで別の会場へ。次女は友達と一緒に参加している為、別行動。こうしてだんだんみんなが親の手から離れていく。
3女と4女は親と行動。今日は妻も涼しそうなスカートで綺麗な生脚。いつまで見ていても飽きない姿に、私は神に感謝する。
近くの別会場にも顔を出す。自治体が違えば、様々な出店もそれぞれだ。2人は綿菓子を頬張る。口の周りはベタベタです。

妻の友達の奥様が、それぞれご主人と子供達と一緒に参加していて、一緒にベンチに座る。生ビール350円。下手な居酒屋よりキンキンに冷えたビールで乾杯。夏の外で飲むビールは、アルコールが残らない。3杯、4杯と、いつもは1杯しか飲まないビールを、ガンガン飲む。案の定下痢。お尻を「キュッ」と絞めて、家路に帰った。

次の日の日曜日は、京都で親子メンタルレボリューションという、セミナーに家族全員7人で参加してきた。
家を10時に出発する。7人もいると、全員で出発するにも一大事だ。子供たち全員に、揃って朝食を摂らせるのも一大事。着替えや髪を梳かし、縛ったり編んだり。大きな子供は、着て行く服でもモメモメ・・・。イライラするのをグッ堪え、出発。車で1時間。京都に到着。すると、3女が、「おかあさん〜、お腹空いたあ〜・・・」。
キレる妻。「さっき朝ごはん食べたばっかりじゃない!」
しかし食べ盛りの6歳。空くモンは空く。
セミナーのスタートは13時からなので、いずれにしてもお腹が空くだろうと、仕方なく「ガスト」へ。
開始時間が迫る中、「急いで食えよ!!」と親父はカレーをかき込む。子供たちも必死で食う。笑える光景だ。
30分前に到着。
講師は「池松耕次」さん。子供たちの夢の実現をサポートする、意識改革セミナーだ。セミナーと言うと、机に向かって何か、ガンガン教えられるようなイメージがあるが、池松さんの親子メンタルは、楽しい会話とゲームが中心。
13時から17時までの4時間。末っ子だけは私から離れずに参加しなかったが、上から4人は全員揃って参加。

6歳の3女も、一生懸命寝ないで参加していました。
途中、このセミナーを勧めてくれた「さかっぺ」が、東京からわざわざ私たち家族の為に来てくれた。電車賃も馬鹿にならないのに、本当にありがたい。持つべき者は友だと改めて実感する。お金持ちになると、日本が近くなるんだなあ。交通費ケチらなくなるから・・・。
大いに刺激を受けた子供たちと、さかっぺが記念撮影。

そして講師の池松耕次(コージーニー)さんとも記念撮影。

現実問題、子供が5人だと、親子でじっくりと対話しることも出来ないのが実情だ。もう少し小さい頃は、色んな話を言って聞かせたものだ。しかし、だんだん子供が大きくなると、それぞれの時間制約がバラバラで、上は高校生、下は4歳だから、高校生が帰る頃、4歳は寝かせなきゃならないくらい。ハードだ。
昔はよく、社会貢献と言う意識の現日常化という視点から、子供たちの身の周りの出来事を一つ一つ総括する、そんな会話をしたものだ。
しかし、最近は、高校生や中学生の問題があまりにも現実的で、物事を俯瞰して見れなくなりがち。これは私の子供たちへの取り組みが適当になっている証拠だろう。
しかし、このようなセミナーがあると、親の言葉と声ではなく、ボイスチェンジという機会を以って、子供たちに生きる事への挑戦意識や、夢の実現へ素直に果敢に向かえる動機付けに、とても効果がある。会場はとても立派な施設だった。スタッフも20人以上いる。照明や音響なども、しっかりと準備されている。でも、参加費は1,000円。これは完全に赤字だろう。池松さんは、自分の失敗を乗り越えた歴史と経験を元に、地球の将来を担う可能性豊かな子供たちに、やさしいがんばり屋さんになって欲しいと願っているのだと思う。完全に奉仕活動だ。英語ではボランティア。英語の方が今や軽く聞こえる。社会奉仕活動。
私も、過去のブログで書いてきたが、仕事は傍を楽にする物であり、会社は社会への貢献を第一に存在しているのだと書いてきた。批判を受けた事もあるが、考えは間違えていない事を痛感した。そして、教える立場にあるものは、聖職であるという志を以って、真摯に挑まなければならない。
私は現在の立場では、社会貢献において出来うる範囲が狭い。会社の組織人だから、ある意味仕方がないかもしれない。活躍の範囲を制約されるからだ。
しかしまだ43歳。これからもうひと勝負できる。いや、することになるだろう。これでも何度も挫折してきた。これからもそういう気持ちになるだろう。挫折したり、失敗を繰り返すだろう。しかし、このままでは面白くない。私は私なりの貢献意識を持っている。その実現の為には、まず自分が強くなければならない。弱い人間が誰かを救うことなど出来ないからだ。自分が強くなければ、貢献や人助けところか、自分の大切な人や物、家族までも失いかねないのだ。
この世では、お金も強さのひとつ。
人格も強さのひとつ。
やさしさも強さのひとつ。
人間が最後に問われるのは、「総合力」だ。何かがひとつだけ強くっても、結局、誰かの為にはならないだろう。いや、なれないと思うのだ。
さかっぺが、夕食に誘ってくれた。セミナーでお腹が空いた子供たち。さかっぺが「何が食べたい?」と聞くと、一斉に「やきにく〜!」と返事。いつもいつもじゃ悪いから〜と言っても、さかっぺはお金の使い方の価値観が違う。飲み食いのお金は、お金がある人が払えばいいじゃん。と、またご馳走してくれた。申し訳ないと思うが、私も体育会の出身と言う事もあり、自分がお金があるときは、お金のない若者には払わせなかった。子供が5人になって、経費が足りなくなって、ようやく「割り勘」を覚えた。親友や可愛い部下達には、できる時にはいつもご馳走してあげたい。最近はダメになってきちゃったけど。
さかっぺが大好きな末っ子。この日も最初は、緊張していたけど、慣れたらもう、さかっぺにベタベタ。

さかっぺ!遠くからわざわざありがとう!そしてご馳走様!がんばりま〜す!