不起訴

愕然。

驚愕。






東京電力の旧経営陣。

不起訴である・・・・・。

菅元総理や原発政策を大いに推奨してきた自民党の政治化集団全員の起訴は難しいにしても、退職金数億円もらって、外国で豪遊して引退生活を送っている東京電力の勝俣前会長や清水元社長ら旧経営陣が、不起訴とはなんたる検察所業。

1年間の捜査はまやかしだった。
これは間違いなく結論ありきの猿芝居である。

そもそも、十分な津波対策が施されていなかったことについて、とにかく【想定外】を転用し、倫理をすり替えている。

ことあるごとに【専門家】という実体のない人物を定義し、そこに想定外という言葉を繋げ、電力会社の悪の巣窟にメスを入れることを拒む。


具体的に津波の発生を予測するのは困難だったかもしれない。

しかしだからなんだと言うのだ。

交通事故を起こし、どう考えてもそこから子供が飛び出してくるとは想定できなかった・・・などという理由の不起訴を、一般論的に検察は行なっているか?

想定できなかったこと事態が罪なのであって、想定外だから仕方がなかったなどという論法が通るのであれば、交通事故の起訴処分事態が激減してしまいやしないか?


巨大津波の発生が、1万年から10万年に1回程度と考えられているから、想定できなかったと言うのは自分初自分着の論理のすり替えである。
1万年に1回程度、大津波がありえると、そこですでに想定しとろうがこの馬鹿が。

そこまで想定しておきながら、1万年に1回が、なぜ明日来ないと言えたのか、そこに電力会社の安全後回しの金権体質がある。
安く作って維持費でコストかけ、電気料金で大儲け。

独占企業で儲けて儲けて、使い道探してまた原発作ってまた儲ける。


【直ちに津波の対策工事を実施しなかったことが社会的に許されない対応とまでは言えない】などと、検察はのたまう。

これ、私は本当に信じられない。

原子力発電所だから。

ありえないから。

直ちに津波対策を実施しなきゃ、大罪だろう。




これは名ばかりの捜査であり、実態としてこの1年間は、電力会社の元幹部を、起訴処分にしない為のプロセスを構築する時間だったということがわかる。
検察のこういう時の頭の回転は素晴らしい。
恐ろしい国になったと思う。

この告発における検察の行動は、間違いなく積極的な捜査はなかったはずである。
この告発に関する東京電力への強制捜査も聞いていない。

告発した福島の住民が必死の思いで用意し作成した資料や、協力した学者達の意見をほとんどスルーし、やる気のない名ばかりの捜査だったのだろう。

私は検察は間違っていると思う。

事故は防げたのだ。

免許センターの更新時、講師はこう言うではないか。

【事故は防げるんです】

【だろう運転はやめましょう】

【かもしれない運転を心がけましょう】



津波は、起きる【かもしれない】という想定の理念の下にたって、予防対策を十二分に施す必要があったのだ。
なにせ原子力発電所なのだから。
まだ実は、人類がそのコントロール方を熟知していない核物質を燃やすと言う脅威の巨大分裂活動を行なっている施設なのだから。



検察審査会で一般の市民がまともな判断をすることを祈りたい。
申し立てが受理されることを願う。



今でも被曝に苦しんでいる住民が大勢いるのにその原因を作った電力会社も推進した政府も行政にも、誰にも罪がないとでも言うのだろうか。



この電力を謳歌した国民は、【税】という復興予算という形で、実質賠償をしているのに。


告訴した全国の1万4千人の声が、これほど簡単に、しかも1年足らずで不起訴とは片腹痛い。馬鹿な検察集団。

私には不起訴の理由が分からん。
そもそも事故原因の特定に欠かせない現場検証は、高濃度の放射線量に阻まれていて、出来ていないはずである。
これから時間をかけて、いや、一刻も早く現場検証をし、当時、現地で事故直後から吉田所長の指揮の下で作業に従事していた作業員の方々などからの、徹底的な事情聴取を行い、もちろん原子炉の構造や事故想定範囲の問題など、やることは山積みであり、1年足らずで結論を出せるはずがなかろう。





東京電力の耳の痛い話しは、過去10年以上前から様々な研究者からの指摘があり、すでに、巨大な地震津波の可能性を指摘する研究結果もあったのに。

これらを聞き入れず、判断を誤り、実際に水素爆発と核爆発を起こし、それを助長した菅元総理の罪は、間違いなく刑事責任を問われるものである。
国の最高責任者というのはそういう立場であり、間違えは誰でもあるよね、しょうがないじゃんでは済まないのである。



そもそも東京電力

自分で平成20年に、最大15.7mの津波が起き得ると、想定していたはずだ。忘れたはずもあるまいに。
ちょっと言ってみただけ・・・・とでも言うのか馬鹿野郎。








福島第一原発の周囲数キロの範囲と、その地下数百メートルの地下水を含んだ立方形の範囲と、すでに海に流れ太平洋の潮の流れによって広まった海洋の汚染は、もっとも長い半減期で45億年である。
世界の海でクジラが癌になり、奇形が発生し、これから数年かけて日本の地下水が汚染される。

もう住めないだろう。あの周辺には・・・・。



私は思う。

日本の八百万の神をあそこに祀り、神の力で浄化を願い、日本の神々に住んでいただくしかないのではないだろうか。